事業理念

Navioけやきの前身である共同作業所『けやき工房』が世田谷区玉川地域でスタートしたのは昭和63年。玉川保健所(現在の玉川総合支所健康づくり課)のデイケアのメンバーが卒業した後の『地域の中で集まったり仕事をしたりできる場所』として、当事者、家族、保健師、地域の方たちの力で誕生しました。

それから今日まで、内職作業、公園清掃作業、自主製品つくりなど変遷はありましたが、作業、プログラムを通し一人一人の自律をサポートする場として活動してきました。
平成15年10月、経営主体を法人化。『社会福祉法人 櫂』が設立されました。

平成21年4月、公益事業の『あらかるとカンパニー』とともに、障害福祉サービス『Navioけやき』として再スタートしました。

『櫂』は今年(令和2年)10月に法人として16年目を迎えます。昨年よりスタッフを中心に、新しい法人理念つくりを検討してきました。

作業所誕生当初から時代は変わり、福祉の形も大きく変わりました。そんな中ではありますが、スタッフとして、法人として大切にしていること、かくありたいと思う姿をこの理念に盛り込んでみました。

自分らしい豊かな生活を送れるような支援をします。 

ひとには個性があり、穏やかな、あるいは快活な生活を心地よいと感じます。
その人にとっての豊かな生活をお手伝いします

一人ひとりに合った社会とのつながりを支援します。 

家族や、街の人たちとのつながり方には様々な形があります。
そういった「社会」とのつながり方を一緒に考え実現します。

街と障害者が自然に関われる仕組みを作ります。 

障害の有無にかかわらず、ひとが集まりやすい、また楽しい空間、時間の中で、自然に関わりが持てるような仕組み、仕掛けを作ります。

居心地のいい空間であることを目指します。 

櫂がつくる事業所が、多様な趣味、指向を包み込んで、過ごしやすい場所になることに務めます。